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Q |
クリーニングから戻ってきた衣類そのまましまっていいの? |
Q |
夏物をしまう時はのりづけしないほうがいい? |
Q |
ズボンがずり落ちないハンガーのかけ方は? |
Q |
クリーニング店でサッパリとキレイに仕上がったお洋服。クリーニング店で使っているハンガーのままかけておいていいの? |
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Q |
クリーニングから戻ってきた衣類そのまましまっていいの? |
A |
あまり衣類のためにいいことではありません。ハンガーについては上記の通りですし、衣類にかぶせられているポリ袋も取ったほうがいいでしょう。
水分が含まれたままかぶせられている可能性があるからです。そのまま置いておくと、かびが生える可能性があります。
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Q |
夏物をしまう時はのりづけしないほうがいい? |
A |
のりの成分はでん粉が多いので、ゴキブリなどの虫のかっこうの食料になります。酵素入り洗剤でしみや汚れをきれいに落とした後、そのまましまうほうがいいでしょう。 |
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Q |
ズボンがずり落ちないハンガーのかけ方は? |
A |
まずズボンの片方の足をハンガーにかけた後、もう一方の足を逆のほうに互い違いになるようにかければOKです。 |
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Q |
クリーニング店でサッパリとキレイに仕上がったお洋服。クリーニング店で使っているハンガーのままかけておいていいの? |
A |
クリーニング店で使っているハンガーはあくまで運搬用、店頭での一時的な保管用です。長期間、このハンガーにかけたままにしておくと、
大切なお洋服の形くずれの原因になります。次のシーズンまで、ご家庭で長期間保管する場合は、必ず幅の広い、厚みのあるハンガーをお使いすることをおすすめします。
デラックスですと、幅広のハンガーですので、そのままクローゼットに保管していただけます。
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Q |
汗が残ったままだとどうなるの? |
Q |
普通のドライクリーニングは、汗が取れていないのですか? |
Q |
衿の汗ヤケ、脇の黄ばみも落とすことができますか? |
Q |
家庭用洗濯機で水(ぬるま湯)洗いすれば、汗は落とせるのですか? |
Q |
ネクタイの汚れどうすれば落ちますか? |
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Q |
汗が残ったままだとどうなるの? |
A |
ゴワゴワ感やベトツキ感があり、着心地が悪くなります。また、細菌の分解作用で匂いが強くなったり黄ばみが進行します。紫外線でさらに変褐色が加速します。 |
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Q |
普通のドライクリーニングは、汗が取れていないのですか? |
A |
ドライクリーニングは、油溶性の汚れを対象にしているため、浸透した汗は取れていません。 |
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Q |
衿の汗ヤケ、脇の黄ばみも落とすことができますか? |
A |
すでにそうなった場合は、黄変用の薬品処理が必要です。素材や染色によってはこのような薬品が使えません。 |
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Q |
家庭用洗濯機で水(ぬるま湯)洗いすれば、汗は落とせるのですか? |
A |
汗は落とせますが、ドライマーク専用の洗剤を使用しても、縮んだり、色が変化したり、風合いが変わるなどのリスクを伴います。 |
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Q |
ネクタイの汚れどうすれば落ちますか? |
A |
絹製ならベンジンを使います。まず、コップ4分の3くらいの量のベンジンを、洗面器かボウルに注ぎます。そして、ネクタイの幅の広いほうから徐々にベンジンに浸します。
布にベンジンが染みたところで、歯ブラシなどであまり力を加えずにこすります。その後陰干しします。あるいは広口びんにベンジンを入れ、その中にネクタイを丸ごと入れてビンごと振って洗い、
20分ほどつけておいた後、陰干しします。ただし、中には色落ちするものもあるので、事前に、裏の部分に試しにつけて確かめておくほうが良いでしょう。
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Q |
洗ってしまっておいたシャツが黄ばむのはなぜ? |
Q |
クローゼットに保管してあったカシミヤ混のコートですが、小さな傷のようなものが2〜3ヶ所にできていました。原因はなんでしょう? |
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Q |
洗ってしまっておいたシャツが黄ばむのはなぜ? |
A |
皮脂などの脂汚れをちゃんと落とし切れていなかったのが原因です。繊維についた脂肪分が、時間がたって空気中の酸素によって酸化し、
さらに重合、分解などの化学変化を起こして黄色っぽい物質に変わるためです。レンジや換気扇についた油が、月日がたつと茶褐色のベットリした汚れに変わるのも同じことです。
黄色っぽくなるだけでなく、においがでてくることもあります。
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Q |
クローゼットに保管してあったカシミヤ混のコートですが、小さな傷のようなものが2〜3ヶ所にできていました。原因はなんでしょう? |
A |
これは典型的な虫食いの傷です。虫食いというと小さな丸い穴が特徴と思っている方が多い様ですが、
表面に起毛があるような生地の場合では柔らかくておいしい表面の繊維のみが虫に食べられてしまうのです。
なお、ウールなどの繊維を食べる虫は、カツオブシムシやイガ類の幼虫です。
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Q |
冬、衣服に静電気がたまりやすいのはなぜ? |
Q |
ウールのセーターを水で洗うと縮むのはなぜ? |
Q |
ストッキングを長もちさせたい!でもどうすればいい? |
Q |
セーターのビーズ等の飾り、クリーニングしても大丈夫? |
Q |
コンパクト洗剤はどうして体積を小さくできたの? |
Q |
防虫剤のにおいが洋服に染み込んでしまったら? |
Q |
帽子の上手な洗いかた教えて! |
Q |
アイロンでつけてしまった焼け焦げ、どうしたら目立たなくなりますか? |
Q |
皮手袋も自宅で洗えますか? |
Q |
くたびれた布団。再生できる? |
Q |
良い布団の干し方は? |
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Q |
冬、衣服に静電気がたまりやすいのはなぜ? |
A |
静電気は、衣服が電気を通さない材質や状態のときにたまります。梅雨どきや夏には、湿度が高かったり汗を吸い込んでいたりして、
繊維が水を含みます。繊維が水を含むと、水を伝わって電気が流れます。それで、夏や梅雨どきには静電気がたまりにくいのです。
その反対に乾燥した冬は、繊維が水を含まないので静電気がたまりやすくなるのです。
また、水を吸いやすい木綿より、水を吸いにくい合成繊維やウールのほうが、静電気はよくたまります。
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Q |
ウールのセーターを水で洗うと縮むのはなぜ? |
A |
ウールの繊維は、キューティクルといううろこのようなもので覆われています。髪の毛もやはりキューティクルで覆われています。ウールの繊維を水につけると、
この鱗が立ち上がります。繊維はいろいろな方向のものが並んでいるので、洗濯によって繊維が揺すられ、鱗どうしが引っかかります。
そうやって何度も揺すられるうちに、繊維がからまってきます。それでセーターが乾くとすっかり縮んでしまうのです。繊維は動けば動くほどからまるので、
もんで洗ったりしてはいけません。上から軽く押して、押し洗いをします。また、温度が高いほどキューティクルの立ち上がりが大きくなりますので、30℃くらいのぬるま湯がいいのです。
ドライクリーニングで使われる溶剤では、キューティクルは立ち上がりません。
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Q |
ストッキングを長もちさせたい!でもどうすればいい? |
A |
洗濯するときに、洗い水の中にカップ5分の1くらいの酢をたらして洗ってみましょう。ストッキングはかなり丈夫になり、破れにくくなるはずです。 |
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Q |
セーターのビーズ等の飾り、クリーニングしても大丈夫? |
A |
キラリと光るビーズやスパンコール、きれいな模造真珠や宝石などオシャレなセーターやブラウスをよく見かけます。
しかし、ちょっとお待ちを・・・。付け方が弱くてバラバラになってしまったことがありませんか?
また、これらの飾りの中で、スチロールやアクリル酸樹脂などドライクリーニング用の溶剤に弱い素材もあります。
売り場でのクリーニングに耐えられるか確認をお忘れなく!
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Q |
コンパクト洗剤はどうして体積を小さくできたの? |
A |
コンパクト洗剤は、洗浄力の強い洗剤なのかというと、そうではありません。従来の洗剤では、中央に空洞が開いていて大きな粒になっていました。
この空洞は水に溶けやすくするための工夫で、早く水が染みこみ、小さく崩れた溶けやすくなります。コンパクト洗剤では、空洞をなくしてその分粒を小さくしたため、
4分の1サイズになったのです。水に早く溶けるように、溶解促進剤を加えて、空洞部分をなくしても水にとけやすいようにしてあります。
また、従来の洗剤では水を吸って固まらないように、粉末化剤が大量に加えられていましたが、コンパクト洗剤は、固まりを抑えるためのケーキング防止剤で粒の表面をくまなく覆って、
粉末化剤を使うのをやめました。これでも、かなり容積が減っています。
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Q |
防虫剤のにおいが洋服に染み込んでしまったら? |
A |
着る前夜くらいに、洋服だんすからだしてにおいを発散させておくのがいいですが、時間がないときには、部屋につるして扇風機の風を当てておきます。
もしもっと急いで着なければならないときは、蒸しタオルを当ててアイロンをかければ、早くにおいが発散します。
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Q |
帽子の上手な洗いかた教えて! |
A |
たらいの中にシャンプーを入れます。髪の油や汗がつきやすいのは帽子の裏側なので、裏返してちょうどよい大きさのざるにかぶせて洗います。
もみ洗いより振り洗いのほうが、かたくずれしないですみます。洗剤が十分布地に染みとおったら、やわらかいブラシで丁寧にこすると、
頑固な汚れも取れるはずです。表に返し、ざるにかぶせて干せば、かたくずれが防げます。
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Q |
アイロンでつけてしまった焼け焦げ、どうしたら目立たなくなりますか? |
A |
ぬるま湯10CCにオキシドール3CCを薄め、そこにアンモニアを少量たらします。この混合液を焼け焦げの部分に塗っておき、しばらくすると、
オキシドールの漂白作用で焼け焦げが目立たなくなります。しかし、そのまま放っておくと、逆に布が黄ばむ原因になるので要注意!
漂白が終わったら丁寧に洗っておきましょう。
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Q |
皮手袋も自宅で洗えますか? |
A |
水、1リットルに対しキャップ1杯くらいの中性洗剤を加えます。皮手袋を片方ずつ手にはめ、この洗剤液の中で洗います。ただし、もみ洗いではなく押し洗いしてください。
もしひどい汚れがあったら、ブラシでたたくようにして洗うと落ちます。すすぐときは水でいいですが、そのままだと革が傷むので、水の中に酢を数滴たらしましょう。
こうしてすすいだ後は、脱水機にかけずにタオルで水気を拭き取るだけにして、日陰に干します。乾いたら、色の落ちた部分に靴クリームを塗るのもいいでしょう。
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Q |
くたびれた布団。再生できる? |
A |
「夜露干し」をお勧めします。晴天が続く夜を選んで、縫い目をほどきわただけを取り出して、ほこりをたたき出し、三日三晩くらい屋根の上に干します。
わたが夜霧を含みますが、昼間には乾きます。これを繰り返すうちに、自然にわたが弾力性を回復するのです。夜霧干しの時期は真夏が最適です。
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Q |
良い布団の干し方は? |
A |
人間は、一晩で1リットルの汗をかくといわれています。その水分を布団が吸収してしまうのですから、こまめに干すことをお勧めします。
ふとん乾燥機を使うという方法もありますが、やはり日に干すのが経済的でいいでしょう。布団は陰干しにし、風通しのいい場所が基本ですが、
もし直射日光が当たる場所に干す場合はカバーやシーツで覆って、布団の布地の色褪せを防ぎましょう。
まず、肌に触れている側を表にして干しますが、このとき、1本のさおに干すより二本のさおにまたがらせて干すほうがよいでしょう。裏側にも風がよくあたるからです。
普通は1時間〜2時間くらいで良いですが、風がないときは、3,4時間くらいほしましょう。また、特に木綿の布団は、たたかないほうが良いでしょう。たたくと繊維が切れてしまう恐れがあります。
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